婚約指輪と妻の本音

 結婚した後になってから「要らないと言ったけど、本当は婚約指輪が欲しかった」「○○のブランドのものが欲しかった」といった本音を告げる女性は、決して少なくないそうです。
婚約指輪は、基本的には100%男性側が負担するものなので、女性は当然ながら、買ってもらうときには遠慮や気遣いをします。
もちろん個人差はありますが、思っているよりも多くの女性に「好きな人に負担をかけたくない」「がめつい女だと思われたくない」といった気持ちがあり、本当は欲しくても断ってしまうのです。
さらに、相談して買うことに決まっても予算を気にして、自分の気に入った指輪を素直に言えなかったりする場合も。
そうして家族になり、何でも話せるような関係になった数年後(十数年後、数十年後かも)に、つい「あの時」の本音を語ってしまったりするのですね。

 男性は比較的、素直な方が多いので、女性のそうした遠慮や気遣いを、言葉どおりに信じてしまう方が多いそうです。
「婚約指輪は要らない」と言われれば「そうか、要らないのか」と素直に思ってしまうのですね。
「高いから無理させたくなかった」というのは奥様なりの愛情なので、その気遣いをただ嬉しく受け取ることができればいいのですが、男性はそれを言われるとショックを受けがちです。
というのも、恋愛において、男性は「自分の力で好きな女性を幸せにしてあげられている」という満足感を求める方が多いので、「彼女を喜ばせられなかった」という事実を知らされると、自分のふがいなさを感じたり、男性としてのプライドが傷ついたりしてしまうのです。
購入時、たとえ予算を超えていても、「彼女が喜んでくれるなら、好きな指輪をあげたい!」という男性は決して少なくないそうです。

 しかし、奥様の立場から考えてみると、ちょっぴり、あの頃の「思い出語り」をしただけ、という可能性もあるでしょう。
例えば、他の友達が素敵な婚約指輪をもらったのを聞いたとか、ドラマでプロポーズのシーンを見たとか、そうしたキッカケがあって「私もあの頃は立て爪の指輪が欲しいと思っていたな…」と懐かしく思い、つい口からこぼれてしまったとか。
奥様の思いは、旦那様がそれほど残念に思う必要はない程度かもしれません。
しかし、あの頃の自分を気遣ってくれた奥様に、どうしても何かしてあげたい、ということであれば、それを考えてみましょう。