宝飾店の選び方

どこから買うか、誰から買うか

 婚約指輪に限らず、指輪を購入する店との付き合いは「買ったらそれっきり」ではありません。
長く使っていくうちに洗浄したい、サイズを直したい、石の留めがゆるんでいるのを直したい、キズがついた指輪を磨き直したい、リフォームしたい……などと、メンテナンスが必要になる時が必ず来ます。
そんな時は購入したお店に頼むのが鉄則。
他の店に持ち込んでも、責任が持てないなどの理由で、多くは断られてしまうでしょう。
アフターケアはお店側にとって、手間もコストも、ときにはリスクもかかるものなのです。

 家から遠いお店で購入した場合はメンテナンスの際にそのお店に行かなくてはいけません。
いくら値段が安くても、この点に不安が残ります。
そういう意味では家の近くのお店にするかインターネットでの購入を検討すると良いでしょう。
インターネットで購入した場合は、郵送などでの対応が充実しているため、距離的な遠さを心配する必要がないからです。

 ブランドもの、そうでないものを問わず、指輪にメーカーや販売店の刻印が入っていることも、大きな意味を持ちます。
刻印があれば、メーカーが存続している限り、保証書がなくてもアフターケアはいつでも受けられます。
製品に刻印を入れることは、「この品についてずっと責任を持ちます、安心してお使い下さい」というメーカーや販売店の真摯な態度の表れでもあるのです。

 もしもこれから婚約指輪を買うとするなら、ブライダル専門店は選択から外すべきでしょう。
「買ったらそれっきり」の付き合いにはしたくないからです。
結婚するまでだけでなく、人生の節目の折々にジュエリーを購入したい時、いつでも頼りになる店で購入した方が安心ではありませんか?

宝飾店の「嘘」に注意

 まずは「産地からの直接買いつけで安い」というセリフ。
中間の問屋(中間マージン)を省いたとか、イスラエルやベルギー(どちらも世界的な宝石市場国)で買いつけたとか、そんなことのできる小さなお店などほとんどありません。
そんなことができるのは、大きなチェーン店やインターネットで沢山販売しているブランドくらいです。

 第2の嘘は「この宝石は値上がりします」とか「産地で無くなります」というセリフ。
歴史上、消えてしまった宝石などありませんし、値上がりするなら、売らずに持っていた方が儲かるでしょう。

 第3の嘘が「割引」
こちら(買い手)が何か言う前から値引きをする、店の中に赤札が下がっている店、これは検討にすら値しません。
そうした店は、値引き後の価格でもまだ相場より高いというのが業界の常識です。

三者一致の法則

 これは、「お店の主人」と「そこに来るお客さま」「そこで売っている商品」は、そのレベルが最終的にはピシャリと一致するという法則です。

 つまり、変なオヤジやおばさんの店や、こんな人とは付き合いたくないと思う客のいる店には良い商品はないということ。
お店に入って、その主人や店員、店の中のお客に違和感を覚えたら、そこにあなたの欲しいものはない。
これはまず真実です、一つの目安にして下さい。